植込み後

CRT-Pシステムの植込み手術から回復期に入ると、植込み時の違和感も取れ始め、以前と同様の生活に戻るようになると思われます。次のような担当医師の指示に従い積極的に回復に取り組むことが大切です。 
  • 切開創部が赤く腫れたり体液が滲み出た場合はすぐに報告してください。
  • 担当医師から指示があるまでは、重い物を持ち上げないでください。
  • 担当医師の指示に従い、散歩、運動、入浴を行ってください。
  • 植込み部位の皮膚に炎症を起こす可能性のあるような、ぴったりした衣服の着用は避けてください。
  • 発熱して2、3日以内に熱が下がらない場合は担当医師の診察を受けてください。
  • CRT-Pシステムや心調律、薬物治療に関する不明な点は担当医師に相談してください。
  • 植込み部位やその周辺の胸部をこすらないように気を付けてください。
  • 担当医師から指示された場合は、リードシステムに影響を与えないよう腕の動作を制限してください。
  • 植込み部位にぶつかるような激しい接触を避けてください。
  • CRT-Pを植込んでいることをかかりつけの医師、歯科医師、救急医療スタッフに伝えてください。
  • 今までなかった症状や、植込み前に経験したことのある症状など、通常とは異なる状態や予期しなかった状態に気が付いた場合は、担当医師に相談してください。

薬物治療

CRT-Pシステムは、心臓の治療の補助を行う目的で設計されています。しかし、治療薬も継続して内服する必要があります。薬物治療に関しては担当医師の指示に従うことが大切です。 

日常行動と運動

適切な活動量や、その他の日常生活について、担当医師よりアドバイスを受けてください。
また、今後のライフスタイルの変化、旅行、運動、仕事、趣味、性生活の再開に関して不明な点は担当医師にご相談ください。 

CRT-Pシステムに関する情報

退院する前に、下記項目の情報が手帳に記入されていることをご確認ください。
下記項目に関する不明点等は、担当医師または看護師に依頼してください。  
  • CRT-Pモデル番号
  • CRT-P製造番号(シリアル番号)
  • 植込み日
  • リードモデル/製造番号(シリアル番号)
担当医師の指示に従い、退院後の定期検診を受けることが大切です。
また、以下のことを行ってください。 
  • 何か質問がある場合や、CRT-Pに関して普通と異なる状態に気付いた場合は担当医師にご相談ください。
  • 担当医師から指示され、処方された治療薬を内服してください。
  • 治療薬リストを常時携帯してください。
  • CRT-Pを植込んでいることをかかりつけの医師、歯科医師、救急医療スタッフに伝えてください。