CRT-Pシステムについて

CRT-Pシステムは、心室の収縮を調和させる設計と、異常に遅い心拍を監視して治療する設計を備えています。このシステムは、一般的に胸部に植込まれるパルスジェネレータ（装置とも言います）と、心臓に植込まれ、装置に接続される3本の導線（リードとも言います）から構成されます。

CRT-P装置

小型コンピュータを内蔵するCRT-Pは、ケース内に安全に密封された電池で稼動します。担当医師の設定（プログラム）に基づき、CRT-Pは心調律を常時監視して、心拍が遅い場合に心臓をペーシングするため、および心臓の収縮の調和を図るために電気エネルギーを心臓に送ります。
CRT-Pは心調律を監視するとともに、心臓に関する情報を保存することができます。担当医師はプログラマと呼ばれる専用の外部コンピュータを使って、この情報を見ることができます。
このプログラマは、皮膚の上に当てたワンドを介してあなたの体の外から体内の装置と交信します。担当医師はプログラマを使用することにより、心調律とプログラムされた治療を評価して、必要に応じて設定の変更を行うことができます。 

導線（リード）

心臓に植込まれ、CRT-Pに接続された絶縁導線をリードと言います。リードは心臓の電気信号をCRT-Pに伝えます。そして、CRT-Pが出す電気エネルギーを心臓に伝え、心臓の収縮と調律を整えます。 
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