通常、ペースメーカ(ペースメーカー)システムは手術によって植込まれます。
手術は麻酔をかけて行われるため、あまり痛みは感じません。
手術の際、通常は鎖骨の近くを小さく切開してリードを静脈に挿入します。そして静脈を介して心臓内に挿入し、リードの先端部を心臓の内壁に当てて留置します。(図3)

デュアルチャンバペースメーカの場合、1 本のリードは右心房に留置され、もう1本のリードは右心室に留置されます。(図4)
リードの留置後、テストを行い心臓の信号が的確に検知され、適切にペーシングすることを確認します。このテスト後、ペースメーカにリードを接続し留置します。

 

植込みに伴うリスク

他の外科的手術と同様に、ペースメーカシステムの植込みに伴うリスクについて理解しておくことが大切です。

植込み手術に伴い危惧されるリスクには、感染、組織の損傷、出血、腎不全などがあります。システム植込み後に起こり得るリスクには以下のものがあります(ただし、これらに限定されるものではありません)。

  • 心臓内でリードがずれることがあります。
  • リードの電極やペーシングパルスが心臓組織や神経を含めた、周辺組織への炎症や悪影響の原因となることがあります。

システムの植込みに伴うリスクと利点について担当医師とよく話し合うことが大切です。

PCサイトはこちら
モバイルサイトはこちら