Autotome™ RX Cannulating Sphincterotomes

オートトーム RX カニュレーティング スフィンクテロトーム

 

 

製品詳細

MERGING LUMEN TECHNOLOGY™

手元部では3ルーメン、先端部ではシングルルーメンになるよう設計されたカテーテル構造

  • カテーテルの中心からガイドワイヤが出るため "wire-guided cannulation" 時の軸合わせがしやすくなります。
  • 先端がより細くなるテーパード加工により、スムーズな挿入性を発揮します。
  • 先端チップルーメン内の圧が高まった際には、造影剤をガイドワイヤルーメンに逃がし、造影剤の粘膜下注入や過剰な造影を防ぐ構造になっています。

    *Autotome™ RX 44, Autotome™ RX 39のみ
 

ROTATION

ガイドワイヤ併用の"wire-guided cannulation"テクニックにおいて高いパフォーマンスを発揮

  • 手元のハンドル操作で先端チップが回転し、カニュレーション時の理想的な挿入角度が得られます。
  • 先端チップはテーパード加工が施されており、症例に応じて3種類のバリエーション(4.9F/4.4F/3.9F)から選択できます。
 

FLEX CONTROL SYSTEM

カッティングワイヤとハンドルのスムーズな動作連携を実現

  • ハンドルとカッティングワイヤの優れた動作連携が、正確な軸合わせをサポートします。
  • ハンドルから手を離しても、調整したナイフの角度を維持します。

    *Autotome™ RX 44, Autotome™ RX 39のみ
 

Triple Lumen

カテーテルはガイドワイヤを挿入した状態で造影が可能な3ルーメン構造。スムーズな手技が行えます。

AutotomeRX
 

Orientation

カテーテルが理想的な角度を示すよう、設計されています。

AutotomeRX
 

RX Biliary System™

術者のシングルオペレーションを可能にし、迅速な手技が行えるRX Biliary System™対応。

AutotomeRX
 

手技の手順

Physician Controlled Wire Guided Cannulation
術者がガイドワイヤを直接コントロールするカニュレーションテクニック

近年欧米では、“wire-guided cannulation”(WGC)がERCPカニュレーションの一般的手法として行われるようになっています。さらに昨今では、術者が直接ガイドワイヤをコントロールするカニュレーションテクニック、Physician Controlled WGC(PCWGC)へと進化しました。
WGCは、カニューラを用いて試し造影を行う従来法と比べて、不要な膵管造影を回避することができるため、ERCP後膵炎のリスク軽減の一因となることが期待されています。

 
PCWGC 手技の手順

①Autotome RXの挿入

Autotome RXにガイドワイヤをプレロードし、内視鏡へ挿入します。主乳頭の下に位置を合わせます。
 

②ガイドワイヤの分離

Autotome RXのカテーテルからガイドワイヤを指ではぎとり、もう一方の手でハンドル部とガイドワイヤを把持します。 
 

③軸合わせ

乳頭をよく観察し、カテーテルと総胆管の方向が一直線になるように、内視鏡のアングル操作で軸合わせをします。必要に応じて助手がカテーテルのハンドルを操作して先端を曲げ、適切な角度に調整します。
 

④ガイドワイヤの挿入

ガイドワイヤ先端部を乳頭内に1~3mm進めて、共通管を静かに探ります。術者はこの時点で「たわみ感」または「突き当たり感」といった、ガイドワイヤ先端から伝わる感触のフィードバックを経験します。抵抗を感じるようなら、ガイドワイヤを引き戻してアプローチの角度を変更します。
 

⑤深部挿管

速やかな抵抗消失感と共にガイドワイヤが進んだら、X線透視画像で胆管にガイドワイヤが挿入されているかを確認します。その後、ガイドワイヤに沿わせてカテーテルを胆管内に挿入します。
 

⑥ガイドワイヤのロック(アクセスの確保)

ガイドワイヤが目的部位に達したら、位置ずれを防止するためにロッキングデバイスを使用して固定し、診断や治療に進みます。 
 

ラインナップ

Autotome™ RX

AutotomeRX
径表示換算目安:1mm=3French=0.0394inches
 

認証/届出番号・販売名

医療機器認証番号:219ABBZX00233000
販売名:オートトーム RX 

製造販売届出番号:13B1X00043000029
販売名:RX ロッキングデバイス