2014-09-17

バイエル社のインターベンション治療機器事業部門の買収を完了

(このプレスリリースは、2014年9月2日に米国ボストン・サイエンティフィック社が発表したプレスリリースを翻訳したものです。当該製品は、2014年9月2日時点で日本において未承認品です。)

マサチューセッツ州マールボロ(2014年9月2日) – ボストン・サイエンティフィック社(NY証券取引所略号: BSX)は、以前発表したバイエル社のインターベンション治療機器事業部門について、このほど買収を完了しました。今回の買収により、医師および患者さんに対して、治療が困難な血管疾患治療のためのより完全なポートフォリオを提供する当社の能力がさらに強化されることになります。

バイエル社インターベンション治療機器事業部門の強力な事業組織およびその革新的なテクノロジーが加わることにより、末梢血管疾患治療を牽引する包括的ポートフォリオを提供するためのボストン・サイエンティフィック社の戦略がさらに強化されます。今回の買収には、閉塞した血管から血栓を除去するための血管内治療に用いられる主力製品AngioJet®血栓除去システムおよびFetch® 2 吸引カテーテル、ならびに障害を起こした動脈からプラークや血栓を取り除くために使用される急成長中の革新的治療法に用いられるJetStream®アテローム切除システムが含まれます。

「われわれは、バイエル社のインターベンション治療機器事業チームをボストン・サイエンティフィック社に迎え入れることを楽しみにしています。バイエル社の革新的なテクノロジーが加わることで、ボストン・サイエンティフィック社が、世界中の医療システムに対して当社独自の価値を提供する能力がさらに強化されると信じています。」と、ジェフ・マービス(Jeff Mirviss)氏(ボストン・サイエンティフィック社ペリフェラルインターベンション事業部長)は述べています。「血管内治療を行う医師は、様々な困難な状況に直面し、それに伴い広範囲にわたる治療ツールを必要としています。今回の買収を通じて、すぐれた血栓除去デバイスや他社にはないアテローム切除テクノロジーが加わることで、当社が扱う製品ポートフォリオの領域が一段と充実し世界中でより多くの患者さんの生命や四肢を救う助けとなることでしょう。」

ボストン・サイエンティフィック社では、今回の買収が2014年の調整後一株当たり利益に与える影響はわずかであり、2015年には約0.01ドル増加し、それ以降も次第に増加するものと見込んでいます。また今回の買収による2014年のGAAPベースの一株当たり利益への影響はわずかに希薄化し、2015年には微少であると予測しており、その後は買収完了後に確定する買収関連の純損失や償却により、調整後一株当たり利益は増大しないと予測しています。

ボストン・サイエンティフィック社のペリフェラルインターベンション事業部は、末梢血管疾患に苦しむ世界中の2,700万人の患者さんの治療に用いられる製品を開発、販売しています。同事業部のテクノロジーのポートフォリオは、末梢血管の血流を回復し、これを保つことなどを含めた様々な治療に用いられる製品を特長としています。同事業部が取り扱っているデバイスは肝臓がんの治療にも用いられており、透析用器具の経路を確保するツール、あるいは選択的に血管をふさぐ器具もあります。 

将来予測に関する記述についての注意事項

このプレスリリースには、証券法(1933年制定)第27A条および証券取引法(1934年制定)第21E条の意味するところの将来予測に関する記述が含まれています。「予期する」「期待する」「予想する」「信じる」「計画する」「推定する」「意図する」などの語句を用いた表現が将来予測の記述となりますが、これらの記述は現時点で得られた情報による確信、想定、推定に基づくものであり、将来の事象や実施を保証することを意図するものではありません。将来予測の記述には、製品市場、臨床試験とデータの影響、製品性能とその影響、および競争入札などに関する記述なども含まれます。基本的前提が結果的に不正確であった場合、もしくは一定のリスクや不確実な要素が具体化するような場合には、将来予測に関する記述で明示または含意された見込みおよび予測と実際の結果が大幅に異なる可能性があります。これらの要因は、事業戦略の実施能力に対して実際に影響している場合や、将来的に他の要因が加わって実施能力に影響を及ぼす可能性があり、本プレスリリースの記載で予期した結果と実際の結果が大幅に異なる状況をもたらすことがあります。そのため、本プレスリリースの読者は将来予測に関する記述について全面的に依拠することを避けるよう注意してください。

このような相異をもたらす要因には、将来の経済状況、競合、償還および規制の諸条件、新製品の導入、人口統計学的動向、知的所有権、訴訟、金融市況、ボストン・サイエンティフィック社および競合他社の将来的な経営上の意思決定などがあります。これらの要因すべてを正確に予測することはほとんど不可能であり、また、多くは制御できません。当社の将来的な経営に影響する可能性のある要因ならびにその他の重大なリスクに関する概要および詳細な一覧については、証券取引委員会に提出した、最新の10-K年次報告書パートI 1A項目「危険因子」を参照してください。なお、この内容は、提出済みまたは提出予定の10-Q四半期報告書パートII 1A項目「危険因子」で更新されることがあります。ボストン・サイエンティフィック社は、見込みの変更やその根拠となる事象、条件、状況の変化など、将来予測の記述に記載された内容と実際の結果が異なる可能性に影響を及ぼすような変化について、それらを反映するように将来予測に関する記述の内容を公に更新または改訂する意思および義務を一切否認します。本注意事項は本稿に記載された将来予測に関するすべての記述に適用されます。 

非GAAPに基づく財務情報の使用について

GAAPベースで提示される連結財務諸表を補完するため、当社では、調整後一株当たり利益を含めたいくつかの非GAAPベースの財務情報を開示しています。調整後一株当たり利益とは、営業権および無形資産減損損失のほか、買収、売却、訴訟および組織再編に関わる損失および債権や、特定の分離課税項目および償却費用を除外した調整値です。調整後一株当たり利益を含む非GAAPに基づく財務措置は、米国のGAAP(generally accepted accounting principles:一般に認められた会計原則)に準拠するものでありません。調整後一株当たり利益に最も直接的に対応するGAAP財務情報は、GAAPベースの一株当たり利益です。GAAPベースの一株当たり利益および調整後一株当たり利益に対して当社が推定した今回の買収の影響に発生する差異は、買収に関連して取得した無形資産の償却費用および主に撤退費用やその他の費用を含めた買収関連の総費用に関わるものです。当社では、調整後一株当たり利益を算出する目的でこれらの費用を除外しています。

当社経営陣は、調整後一株当たり利益とともに他の補完的非GAAP財務情報を使用することによって、対前期比業績を評価し、当社の事業に内在する傾向を分析し、競合他社との関係における当社の業績を評価し、また当社が有する資源の割り当てに際して用いられる事業目標および予測を設定しています。調整後一株当たり利益を含めた非GAAP財務情報は、単独で、あるいはGAAPによる同様の財務情報の代替として理解されるべきものではありません。GAAP財務情報とともに、当社の経営陣が財務および事業運営上の意思決定を行う際に使用する非GAAP財務情報を提示することにより、投資家に対してより透明性の高い情報を提供し、当社の業績を経営陣の「視点を通じて」見てもらうことができると当社は考えています。またさらに、この情報を提供することにより、投資家が当社の業績をよりよく理解し、経営陣がその業績を評価測定する際に使用する手法を評価できるものと当社は確信しています。 

連絡先

ライアン・ダベンポート
763-494-2664(オフィス)
media@bsci.com
グローバルメディア向け情報担当

スージー・リサ、CFA
508-683-5565(オフィス)
investor_relations@bsci.com
投資家向け情報担当 

<ボストン・サイエンティフィック社について>

ボストン・サイエンティフィックは、世界中の患者さんの健康状態を改善するために、革新的な治療法を提供し、患者さんの人生を実り多いものとすることに全力で取り組んでいます。過去30年以上にわたり世界の医療テクノロジーをリードし続けるグローバル企業として、「we advance science for life」の言葉を胸に、未だ満たされていない患者さんのニーズに応え、医療費を削減するための広範囲で高性能なソリューションを提供します。
詳細はホームページ(https://www.bostonscientific.com) またはTwitterFacebookをご覧ください。  

このプレスリリースに関するお問い合わせ先

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ボストン・サイエンティフィック ジャパン株式会社