2013-05-10

100,000を超す植込み型除細動器のデータにより 9~13年のバッテリー予測寿命を実証

(このプレスリリースは、2013年5月10日に米国ボストン・サイエンティフィック社が発表したプレスリリースを翻訳したものです) 

業界を牽引するバッテリー寿命により置換術の頻度が減少

ボストン・サイエンティフィック社(本社:マサチューセッツ州ネイティック、NY証券取引所略号:BSX)は本日(2013年5月10日)、同社の植込み型除細動器(ICD)および両室ペーシング機能付き植込み型除細動器(CRT-D)を使用しLATITUDETM患者管理システムによるフォローアップを実施している100,438人の患者さんから得られた新たなデータにより、同社のシングルチャンバーICD、デュアルチャンバーICDおよびCRT-Dのバッテリー寿命がそれぞれ平均で13.2年、11.5年、9.2年持続するという寿命予測が実証されたと発表しました1
「早期のデバイス置換が感染症および合併症のリスクを増加させることは臨床試験によって実証されています2,3,4,5,6,7」とボストン・サイエンティフィック社のカーディアック・リズム・マネジメント事業部社長であるジョー・フィッツジェラルドは述べています。また「9年というCRT-Dの平均予測寿命は、クオリティーとエンジニアリングにおける卓越性に対する私たちの献身を反映するものです。また、このデバイス寿命の進歩により、バッテリーが消耗したために行う置換術の回数が少なくなることで医療費を削減することができます」とも述べています。

2008年に導入されたボストン・サイエンティフィック社の現在のデバイスは、世界最薄のICDおよびCRT-Dであり、そのバッテリー容量は業界標準の約2倍となっています。また、同社のINCEPTA™ CRT-DおよびENERGEN™ ICDの一部のモデルについては、業界最長となる10年までの保障が提供されます8

「デバイス寿命が顧客と患者さんにとって極めて重要であると同時に、私たちは信頼性も同様に重要であると考えています」とボストン・サイエンティフィック社のカーディアック・リズム・マネジメント事業部最高医療責任者であるケネス・スタイン医学博士は述べています。また「私たちは当社の長寿命のICDおよびCRT-DにRELIANCE除細動リードを組み合わせています。このリードは、ICDリードがよく直面する問題に対応するよう設計されています。業界においてボストン・サイエンティフィック社のENDOTAK RELIANCE™除細動リード・シリーズの信頼性に並ぶものは他にありません」とも述べています。

ENDOTAK RELIANCEリード・シリーズは約20年にわたる確かな実績を誇っています。実際、ENDOTAK RELIANCEリード・シリーズの残存確率は10年目の時点で98.5%であり9、一般的な競合他社製品における5年以下の残存確率よりも優れています10,11。ENDOTAK RELIANCEの信頼性の基盤となっているのは、統合された双極設計、耐摩耗性シリコン製絶縁体、およびボストン・サイエンティフィック社のみが患者さんやその医師に提供できる独自のGORE™ ePTFEコーティングです。

「患者さんが入院しないでいられる期間を長くできればできるほど良いと言えます」とスタイン博士は続けて述べています。また「業界を牽引するデバイス寿命とリードの信頼性が組み合わさることで、患者さんに明白な利点がもたらされます。これは、意義のあるイノベーションおよび患者さんのQOLを向上させるソリューションを提供することに対する当社の献身を示す新たな例であると言えます」とも述べています。

1 ボストン・サイエンティフィック社のLATITUDEデータ(非公表)に基づく。
2 Borleff C J, Thijssen J, Mihaly K, van Ress JB, van Erven L, et al. PACE 2010; 33:1013-1019.
3 Ramachandra. Impact of ICD Battery Longevity on Need for Device Replacements. PACE 2010; 33:314–319.
4 Tarakji, Khaldoun G. et al. CIED Infections: Presentation, Management and Patient Outcomes. Heart Rhythm Aug 2010; 7:1043-1047.
5 Lekkerkerker, J.C. et al. Risk Factors And Time Delay Associated With Cardiac Device Infections. HEART 2009; 95:715-720.
6 de Bie, MK. et al. Heart Rhythm 2012; 9:494-498.
7 Sohail MR, et al. Mortality and Cost Associated with Cardiovascular Implantable Electronic Device Infections. Arch Intern Med 2011; 171:1821-1828.
8 Boston Scientific Limited Warranty for Implantable Cardiac Pulse Generators. 358871-001 ML. Accessed 5/3/2013.
9 Boston Scientific PPR Q4 2012. Analysis uses only models with PPR-reported survival probabilities.
10 6947 Sprint Quattro Secure survival probability is 98.2 percent at five years. Medtronic PPR 2013 First Edition – Issue 68.
11 Durata® DF4 Models 7120Q & 7121Q survival probability 98.35 percent at 35 months per Actively Monitored Study Data. St. Jude Medical 2012 PPR 2nd Edition.

将来予測に関する記述についての注意事項

このプレスリリースには、証券法(1933年制定)第27A条および証券取引法(1934年制定)第21E条の意味するところの将来予測に関する記述が含まれています。「予期する」「期待する」「予想する」「信じる」「計画する」「推定する」「意図する」などの語句を用いた表現が将来予測の記述となりますが、これらの記述は現時点で得られた情報による確信、想定、推定に基づくものであり、将来の事象や実施を保証することを意図するものではありません。将来予測の記述には、製品性能・影響、事業計画および競争入札などに関する記述なども含まれます。基本的前提が結果的に不正確であった場合、もしくは一定のリスクや不確実な要素が具体化するような場合には、将来予測に関する記述で明示または含意された見込みおよび予測と実際の結果が大幅に異なる可能性があります。これらの要因は、事業戦略の実施能力に対して実際に影響している場合や、将来的に他の要因が加わって実施能力に影響を及ぼす可能性があり、本プレスリリースの記載で予期した結果と実際の結果が大幅に異なる状況をもたらすことがあります。そのため、本プレスリリースの読者は将来予測に関する記述について全面的に依拠することを避けるよう注意してください。
このような相異をもたらす要因には、将来の経済状況、競合、償還および規制の諸条件、新製品の導入、人口統計学的動向、知的所有権、訴訟、金融市況、ボストン・サイエンティフィック社および競合他社の将来的な経営上の意思決定などがあります。これらの要因すべてを正確に予測することはほとんど不可能であり、また、多くは制御できません。当社の将来的な経営に影響する可能性のある要因ならびにその他の重大なリスクに関する概要および詳細な一覧については、証券取引委員会に提出した、最新の10-K年次報告書パートI 1A項目「危険因子」を参照してください。なお、この内容は、提出済みまたは提出予定の10-Q四半期報告書パートII 1A項目「危険因子」で更新されることがあります。ボストン・サイエンティフィック社は、見込みの変更やその根拠となる事象、条件、状況の変化など、将来予測の記述に記載された内容と実際の結果が異なる可能性に影響を及ぼすような変化について、それらを反映するように将来予測に関する記述の内容を公に更新または改訂する意思および義務を一切否認します。本注意事項は本稿に記載された将来予測に関するすべての記述に適用されます。

LATITUDE、INCEPTA、ENERGENおよびENDOTAK RELIANCEは、ボストン・サイエンティフィック社またはその系列会社の登録または未登録の商標です。その他の商標はすべて、それぞれの所有者に帰属します。

連絡先:

スティーブン・カンパニーニ
508-652-5740(社内)
media@bsci.com
グローバルメディア向け情報担当

マイケル・キャンベル
508-650-8023(社内)
investor_relations@bsci.com
投資家向け情報担当

<ボストン・サイエンティフィック社について>

ボストン・サイエンティフィックは、世界中の患者さんの健康状態を改善するために、革新的な治療法を提供し、患者さんの人生を実り多いものとすることに全力で取り組んでいます。過去30年以上にわたり世界の医療テクノロジーをリードし続けるグローバル企業として、「we advance science for life」の言葉を胸に、画期的な治療法を通じて様々な疾患に苦しむ患者さんや、医療体制の生産性向上にも貢献しています。詳細はホームページをご覧ください。
https://www.bostonscientific.com

このプレスリリースに関するお問い合わせ先

プレスルーム (コーポレートコミュニケーションズ)
TEL : 03-3343-9411, FAX : 03-3343-0264
E-mailでのお問合せはこちらへ (pressroom@bsci.com)
ボストン・サイエンティフィック ジャパン株式会社