2013-05-06

1型心房粗動の症例においてIntellaTip MiFi™ XPアブレーション・カテーテルを使用したfirst-in-human試験が終了

(このプレスリリースは、2013年5月6日に米国ボストン・サイエンティフィック社が発表したプレスリリースを翻訳したものです。当該製品は、2013年5月6日時点で日本において未承認品です。)

ボストン・サイエンティフィック社(本社:マサチューセッツ州ネイティック、NY証券取引所略号:BSX)は本日(2013年5月6日)、1型心房粗動の症例の治療においてIntellaTip MiFi™ XPアブレーション・カテーテルを使用したfirst-in-human試験を終了したと発表しました。1型心房粗動は右心房から生じる不整脈であり、米国ではおよそ100万人が罹患しています。この単一施設フィージビリティー試験では10人の患者さんが登録され、米国不整脈学会会員でありアデレード大学不整脈センター(Centre for Heart Rhythm Disorders)および王立アデレード病院のディレクターであるプラッシュ・サンダース(Prash Sanders)医学博士によりオーストラリアにて実施されました。

1型心房粗動の患者さんは動悸、息切れ、疲労、立ちくらみおよび失神などの症状を呈することがあります。カテーテル・アブレーションとは、継続的な通常の心拍に戻す対象となる心臓組織の局所に高周波通電を行う手技であり1型心房粗動の患者さんの一次治療となっており、抗不整脈薬治療に比べ短期および長期転帰が良好であることが実証されています。

IntellaTip MiFi™ XPカテーテルは、ボストン・サイエンティフィック社が今後発表するアブレーション・カテーテルのIntellaTip製品シリーズに加わる最初の製品です。このアブレーション・カテーテルの新しい製品ラインはカテーテル先端電極に埋め込まれた微小電極によって、高解像度で緻密な多次元情報を医師に提供します。

「IntellaTip MiFi™ XPカテーテルはさらに詳細なマッピングが可能である一方、ラージチップカテーテルのすべての利点を提供してくれました」とサンダース教授は述べています。また「カテーテル操作は直感的に行え、マッピング能力によりギャップの確認能力が向上してアブレーションする部位が分かるようになりました。これにより、従来のアブレーション技術と比べアブレーション時間が非常に短縮できた手技が数例いくつかありました」とも述べています。

「IntellaTip MiFi技術のデザインにより、電気生理学者がアブレーション中に頼る重大な電気的情報の性質は再定義されるでしょう」とボストン・サイエンティフィック社のエレクトロフィジオロジー事業部ゼネラルマネジャーであるピート・ソマーネス(Pete Sommerness)は述べています。また「この技術は電気生理学者に革新的な解決策を提供し、世界中の患者さんの健康の改善を手助けするという私たちの献身を実証しています」とも述べています。

電気生理学分野は2桁の伸び率で成長している25億ドル規模の市場であり、ボストン・サイエンティフィック社にとって主要な成長領域となっています。IntellaTip MiFi XPは研究目的のデバイスであり、販売はされていません。

将来予測に関する記述についての注意事項

このプレスリリースには、証券法(1933年制定)第27A条および証券取引法(1934年制定)第21E条の意味するところの将来予測に関する記述が含まれています。「予期する」「期待する」「予想する」「信じる」「計画する」「推定する」「意図する」などの語句を用いた表現が将来予測の記述となりますが、これらの記述は現時点で得られた情報による確信、想定、推定に基づくものであり、将来の事象や実施を保証することを意図するものではありません。将来予測の記述には、事業計画、製品市場、臨床試験、製品性能・重要性および競争入札などに関する記述なども含まれます。基本的前提が結果的に不正確であった場合、もしくは一定のリスクや不確実な要素が具体化するような場合には、将来予測に関する記述で明示または含意された見込みおよび予測と実際の結果が大幅に異なる可能性があります。これらの要因は、事業戦略の実施能力に対して実際に影響している場合や、将来的に他の要因が加わって実施能力に影響を及ぼす可能性があり、本プレスリリースの記載で予期した結果と実際の結果が大幅に異なる状況をもたらすことがあります。そのため、本プレスリリースの読者は将来予測に関する記述について全面的に依拠することを避けるよう注意してください。

このような相異をもたらす要因には、将来の経済状況、競合、償還および規制の諸条件、新製品の導入、人口統計学的動向、知的所有権、訴訟、金融市況、ボストン・サイエンティフィック社および競合他社の将来的な経営上の意思決定などがあります。これらの要因すべてを正確に予測することはほとんど不可能であり、また、多くは制御できません。当社の将来的な経営に影響する可能性のある要因ならびにその他の重大なリスクに関する概要および詳細な一覧については、証券取引委員会に提出した、最新の10-K年次報告書パートI 1A項目「危険因子」を参照してください。なお、この内容は、提出済みまたは提出予定の10-Q四半期報告書パートII 1A項目「危険因子」で更新されることがあります。ボストン・サイエンティフィック社は、見込みの変更やその根拠となる事象、条件、状況の変化など、将来予測の記述に記載された内容と実際の結果が異なる可能性に影響を及ぼすような変化について、それらを反映するように将来予測に関する記述の内容を公に更新または改訂する意思および義務を一切否認します。本注意事項は本稿に記載された将来予測に関するすべての記述に適用されます。

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<ボストン・サイエンティフィック社について>

ボストン・サイエンティフィックは、世界中の患者さんの健康状態を改善するために、革新的な治療法を提供し、患者さんの人生を実り多いものとすることに全力で取り組んでいます。過去30年以上にわたり世界の医療テクノロジーをリードし続けるグローバル企業として、「we advance science for life」の言葉を胸に、画期的な治療法を通じて様々な疾患に苦しむ患者さんや、医療体制の生産性向上にも貢献しています。詳細はホームページをご覧ください。
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