2012-04-10

ペースメーカファミリーINGENIO™の欧州における上市を発表

(このプレスリリースは、2012年4月10日に米国ボストン・サイエンティフィック社が発表したプレスリリースを翻訳したものです。2012年4月10日時点で、当該製品は日本において未承認品です。)

ペースメーカを使用する患者さんの42%に見られる変時性不全を治療するためにデザインされた進歩的なデバイス

ボストン・サイエンティフィック社(本社:マサチューセッツ州ネイティック、NY証券取引所略号:BSX)は、本日(2012年4月10日)、INGENIOTM、ADVANTIOTMペースメーカ及びINVIVETM心臓再同期療法用ペースメーカ(CRT-P)のCEマーク承認の取得及び欧州での上市を発表しました。最初にINGENIOペースメーカの植込みが行われた症例のうち、フランスのナントにある病院Nouvelles Cliniques NantaisesにおいてMarc Burban医師によって先週行われたものがその1例です。

「ペースメーカファミリーであるINGENIOは、ペーシングテクノロジーの長期的イノベーションのために行ってきた多くの投資を象徴するものであり、私たちにとって、ペーシング治療の新時代を築くためのデバイスです」とボストン・サイエンティフィック社のシニア・バイスプレジデント兼カーディアック・リズム・マネジメント事業部社長であるジョー・フィッツジェラルドは述べています。また「さらに私たちは、遠隔モニタリング機能、進歩的な心不全診断機能、磁気共鳴画像(MRI)システムへの対応機能など、患者さんの健康と福祉を増進するための革新的な新しい機能を搭載した一連のデバイスの上市を計画しています」とも述べています。

ペースメーカは、徐脈治療のためにデザインされています。徐脈とは心拍が遅くなる(通常1分間に60拍未満)ことにより、体に十分な酸素が供給されなくなってしまう病態です。INGENIOとADVANTIO(機能限定機種)ペースメーカは変時性不全(CI)を治療するためにデザインされたRightRateTMペーシングテクノロジーを特徴としています。CIとは、身体活動性に対して心臓が心拍数を適切に調節できなくなってしまう病態で、これにより歩行や階段を上るといった日常動作中に疲れや息切れを感じることがあります。RightRateには、変時性不全を回復させることが臨床的に示された唯一のセンサーであるボストン・サイエンティフィック社のminute ventilation(MV)センサーが搭載されており、その容易な設定と診療時間の短縮を実現するプログラミングオプションが備わっています。

「INGENIOデバイスを用いることで、ペースメーカを使用している患者さんに高度で包括的な治療を行えるようになります」とBurban医師は述べています。また「新しいRightRateペーシングは最適化しやすく、必要な心拍数を提供し、身体活動中に患者さんが以前より疲れを感じなくなるようデザインされています」とも述べています。

ペースメーカファミリーであるINGENIO及びCRT-Pは、ボストン・サイエンティフィック社の新しいLATITUDETM NXT Remote Patient Management システムに適合すると考えられます。このシステムにより、医師が遠隔から患者さんの経過観察を行うことができ、患者さん個別のペースメーカ情報と心臓の健康状態をモニターすることができると考えられます。このシステムは、受診日から次の受診日までの期間に発現した臨床的事象を検出し、パソコンや携帯電話で医師がアクセス可能な安全なウェブサイトに関連データを直接送信するようデザインされています。

INGENIOとADVANTIOペースメーカは現在、米国食品医薬品局による審査中であり、米国では販売されていません。

将来予測に関する記述についての注意事項

このプレスリリースには、証券法(1933年制定)第27A条および証券取引法(1934年制定)第21E条の意味するところの将来予測に関する記述が含まれています。「予期する」「期待する」「予想する」「信じる」「計画する」「推定する」「意図する」などの語句を用いた表現が将来予測の記述となりますが、これらの記述は現時点で得られた情報による確信、想定、推定に基づくものであり、将来の事象や実施を保証することを意図するものではありません。将来予測の記述には、新製品の上市および上市動向、薬事承認、新しいテクノロジーの開発および市場導入、製品の性能と効果、臨床試験結果、事業計画および競争入札などに関する記述なども含まれます。基本的前提が結果的に不正確であった場合、もしくは一定のリスクや不確実な要素が具体化するような場合には、将来予測に関する記述で明示または含意された見込みおよび予測と実際の結果が大幅に異なる可能性があります。これらの要因は、事業戦略の実施能力に対して実際に影響している場合や、将来的に他の要因が加わって実施能力に影響を及ぼす可能性があり、本プレスリリースの記載で予期した結果と実際の結果が大幅に異なる状況をもたらすことがあります。そのため、本プレスリリースの読者は将来予測に関する記述について全面的に依拠することを避けるよう注意してください。

このような相異をもたらす要因には、将来の経済状況、競合、償還および規制の諸条件、新製品の導入、人口統計学的動向、知的所有権、訴訟、金融市況、ボストン・サイエンティフィック社および競合他社の将来的な経営上の意思決定などがあります。これらの要因すべてを正確に予測することはほとんど不可能であり、また、多くは制御できません。当社の将来的な経営に影響する可能性のある要因ならびにその他の重大なリスクに関する概要および詳細な一覧については、証券取引委員会に提出した、最新の10-K年次報告書パートI 1A項目「危険因子」を参照してください。なお、この内容は、提出済みまたは提出予定の10-Q四半期報告書パートII 1A項目「危険因子」で更新されることがあります。ボストン・サイエンティフィック社は、見込みの変更やその根拠となる事象、条件、状況の変化など、将来予測の記述に記載された内容と実際の結果が異なる可能性に影響を及ぼすような変化について、それらを反映するように将来予測に関する記述の内容を公に更新または改訂する意思および義務を一切否認します。本注意事項は本稿に記載された将来予測に関するすべての記述に適用されます。

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<ボストン・サイエンティフィック社について>

ボストン・サイエンティフィック社(米国マサチューセッツ州)は、最先端メディカルデバイス(医療機器)の開発・製造・販売を行うグローバル企業です。インターベンション(身体をメスで大きく切らない治療)の分野では世界最大手。
https://www.bostonscientific.com

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