2012-02-06

Expect™ 19 Flex超音波内視鏡下吸引生検針の全世界での上市を発表

(このプレスリリースは、2012年2月6日に米国ボストン・サイエンティフィック社が発表したプレスリリースを翻訳したものです。)

組織採取に最適な優れた柔軟性を備えた大口径針を提供

ボストン・サイエンティフィック社(本社:マサチューセッツ州ネイティック、NY証券取引所略号:BSX)は本日(2012年2月6日)、消化管近傍のがんを診断するため、超音波内視鏡ガイド下で吸引生検針として使用される、同社のExpect 19 Flex超音波内視鏡下吸引生検針の全世界での上市を発表しました。Expect 19 Flexは、従来のEUSで使用する吸引生検(FNA)針と比べて柔軟性を向上させ、診断能を拡大するために設計された大口径のナイチノール製生検針です。

EUS(超音波内視鏡検査)は、膵臓、肝臓、胆管、および縦隔を含めた消化管および周囲の臓器の詳細な画像を再生するために超音波を使用する非外科的な低侵襲検査法です。EUSでは、がん診断のための組織検体を採取するために、しばしば針による吸引生検(FNA)を実施します。より多くの情報が得られ、病期に適した疾病管理を行うことができるEUS-FNA手技は、膵臓がんの生存率に貢献していることが臨床データにより判明しています[1]

「悪性腫瘍の的確な評価および適切な治療方針の選択において、診断用検体の質の高さは極めて重要です」と、アラバマ大学バーミングハム校内視鏡学科部長のShyam Varadarajulu医学博士は語っています。また「Expect 19 Flex生検針の改善された設計により、従来このサイズの生検針は使用されなかった難しい部位への穿刺および固形化した病変または嚢腫性病変の検体採取を可能にします。これらの新しい特性は、EUSガイド下の診断に重要な進歩をもたらします」とも語っています。

Expect 19 Flex生検針の素材として用いられているナイチノールは、従来のステンレススチール針と比べて、より高い柔軟性および変形抵抗を提供します。エコー発生パターンにより、対象臓器に対する優れた可視性と正確な生検針誘導が可能となります。その結果、医師はより容易かつ正確に診断用の検体を採取することができます。

「Expect 19 Flex生検針により、私たちは患者さんのケアの向上を助けるために設計された臨床的に差別化された製品を医師に提供することができます」と、ボストン・サイエンティフィック社エンドスコピー事業部社長であるデビット・ピアスは述べています。また「今回の重要な上市は、医療機器業界をリードする私たちのエンドスコピー製品群の幅を広げ、消化器疾患を診断する先進的テクノロジーを届けるという私たちの責務を際立たせるものです」とも述べています。

EUS-FNA手技に関する詳しい情報は、下記のボストン・サイエンティフィック社エンドスコピー事業部動画チャンネルをご覧ください:www.youtube.com/bostonscientificendo

[1]Ngamruengphong, et al. “EUS and survival in patients with pancreatic cancer: a population-based study,” Gastrointestinal Endoscopy, 2010. 72 (1) 78-83. 

将来予測に関する記述についての注意事項

このプレスリリースには、証券法(1933年制定)第27A条および証券取引法(1934年制定)第21E条の意味するところの将来予測に関する記述が含まれています。「予期する」「期待する」「予想する」「信じる」「計画する」「推定する」「意図する」などの語句を用いた表現が将来予測の記述となりますが、これらの記述は現時点で得られた情報による確信、想定、推定に基づくものであり、将来の事象や実施を保証することを意図するものではありません。将来予測の記述には、新製品の上市、当社の事業計画、製品性能および競争入札などに関する記述なども含まれます。基本的前提が結果的に不正確であった場合、もしくは一定のリスクや不確実な要素が具体化するような場合には、将来予測に関する記述で明示または含意された見込みおよび予測と実際の結果が大幅に異なる可能性があります。これらの要因は、事業戦略の実施能力に対して実際に影響している場合や、将来的に他の要因が加わって実施能力に影響を及ぼす可能性があり、本プレスリリースの記載で予期した結果と実際の結果が大幅に異なる状況をもたらすことがあります。そのため、本プレスリリースの読者は将来予測に関する記述について全面的に依拠することを避けるよう注意してください。

このような相異をもたらす要因には、将来の経済状況、競合、償還および規制の諸条件、新製品の導入、人口統計学的動向、知的所有権、訴訟、金融市況、ボストン・サイエンティフィック社および競合他社の将来的な経営上の意思決定などがあります。これらの要因すべてを正確に予測することはほとんど不可能であり、また、多くは制御できません。当社の将来的な経営に影響する可能性のある要因ならびにその他の重大なリスクに関する概要および詳細な一覧については、証券取引委員会に提出した、最新の10-K年次報告書パートI 1A項目「危険因子」を参照してください。なお、この内容は、提出済みまたは提出予定の10-Q四半期報告書パートII 1A項目「危険因子」で更新されることがあります。ボストン・サイエンティフィック社は、見込みの変更やその根拠となる事象、条件、状況の変化など、将来予測の記述に記載された内容と実際の結果が異なる可能性に影響を及ぼすような変化について、それらを反映するように将来予測に関する記述の内容を公に更新または改訂する意思および義務を一切否認します。本注意事項は本稿に記載された将来予測に関するすべての記述に適用されます。

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ボストン・サイエンティフィック社(米国マサチューセッツ州)は、最先端メディカルデバイス(医療機器)の開発・製造・販売を行うグローバル企業です。インターベンション(身体をメスで大きく切らない治療)の分野では世界最大手。
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