一般的な症状として、嚥下困難や食道のつかえ感といった食物の通過障害や体重の減少があると、食道狭窄が疑われます。食道狭窄が起きている原因を調べる検査は、主に次のようなものがあります。
バリウムを飲んで食道を通過するところをエックス線で撮影し、多方向から病変を描出します。
口から内視鏡（胃カメラ）を挿入して、狭窄している部分を観察します。ヨード液を散布し、がんの疑いがあるかどうかを調べます。がんの部位はヨード液に染まりません。必要に応じて生検鉗子を用いて細胞組織を採取し、さらに詳しい診断を行います。また、がんの深達度やリンパ節への転移をより詳しく調べるために、超音波内視鏡検査（エコー）が必要となる場合もあります。
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