2018-9-27

ボストン・サイエンティフィック、Augmenix社の買収合意を発表
買収により、前立腺がん患者さんの補助療法が加わりメンズ・ヘルス領域の外来治療ポートフォリオが拡大

(このプレスリリースは、2018年9月6日に米国ボストン・サイエンティフィック社が発表したプレスリリースを翻訳したものです。)

ボストン・サイエンティフィック(本社:マサチューセッツ州マールボロ、NY証券取引所略号:BSX)は2018年9月6日、Augmenix社買収の最終契約を締結したと発表しました。Augmenix社は、男性が前立腺がんの放射線療法後に経験することが多い、消耗性の副作用を軽減させるために用いられる療法であるSpaceOAR®システムを開発・上市した民間企業です。取引価格は、現金で前払金5億ドル、および売り上げベースの目標到達時払い1億ドルを上限とする支払額になります。

毎年、世界中で110万人以上の男性が前立腺がんの診断を受け、およそ40万人の男性が前立腺放射線療法を受けています1,2。最も多い治療に伴う合併症の一つが、直腸への放射線障害です。これは直腸が前立腺に近接しているため、高線量の放射線被ばくを受けるリスクがあるためです。放射線療法の前に、SpaceOAR®ハイドロゲルを注入して治療中の直腸と前立腺の間のスペースを大きくすることで、直腸への放射線被ばくのリスクを低減させ、放射線に関連した副作用が軽減されます。

SpaceOAR®ハイドロゲルはCEマークの取得、およびFDAの承認を得て、世界中で3万人を超える患者さんに使用されています。市場への普及、米国での償還の拡大、および総額7億5000万ドルと見込まれる市場に参入することで、製品の売上高は2018年に5000万ドル、2019年には9000万ドルに近づくと見込まれています。

ボストン・サイエンティフィックMedSurg担当社長のDave Pierceは次のように述べています。「今回の買収により、泌尿器科領域における私たちのカテゴリーリーダーシップ戦略が前進します。また、SpaceOAR®ハイドロゲルの獲得は、当社の成長領域でもある前立腺治療に貢献する製品ポートフォリオの拡充と前立腺がんや良性前立腺肥大症の患者さんのQOLや臨床成績を改善する上で極めて重要です」「低侵襲な前立腺放射線治療にこのハイドロゲルを加えることで、好ましくない、意図しない副作用を軽減させ、患者さんや治療にあたる医師に大きな安心をもたらします」。

欧州および米国で行われた臨床試験では、ハイドロゲルによって形成されたスペースにより直腸に照射される放射線量が顕著に低減されることが実証されました。さらに米国で行われたSpaceOAR®ハイドロゲルの無作為化試験では、SpaceOAR®ハイドロゲルの治療を受けた患者さんは、前立腺放射線療法中の直腸の痛みが顕著に低減。また、グレード2の晩期における重度の直腸合併症の発生率がゼロであるのに対し、スペーサーの治療を受けなかった患者さんは5.7%の発生率となり、長期的な直腸の重篤な合併症が顕著に減少したことが実証されました。

一回のSpaceOAR®ハイドロゲルの注入で、標準的な放射線療法にかかる3ヵ月間にわたり、直腸と前立腺の間のスペースを維持することが可能です。吸収性のハイドロゲルは、注入後6ヵ月以内に徐々に体内に再吸収されます。

Augmenix社のCEO、John Pedersen氏は次のように述べています。

「これまでのところ、SpaceOAR®ハイドロゲルに関して得られた臨床成績および導入結果に満足しています。ボストン・サイエンティフィック社のウロロジー・ペルビックヘルス領域に関する専門知識を活用しながら、さらなる応用に弾みをつけていくことを楽しみにしています」。「私たちは、スペースを形成することで優位に治療を進められる可能性のある、婦人科系がんやすい臓がんなど他の臓器への適用拡大において必要となるリソースも保有しています」。

本取引では、2018年および2019年の調整後一株当たりの利益への影響はないものの、2020年に徐々に増大し、それ以降さらに増大の一途を辿ると期待されています。償却費、および買収に関連する正味費用により、GAAP(一般会計原則)ベースでは、利益は希薄化(又は場合により増加分が減少)されると見込まれています。本買収は、通常の完了条件の場合は、2018年第4四半期前半に完了する見込みです。

Augmenic社はIncept社の技術に基づいて2008年に設立された、マサチューセッツ州ベッドフォードに拠点を置く従業員約140名の企業です。Augmenix社およびSpaceOAR®ハイドロゲルに関する詳細情報は、www.spaceoar.comからご覧いただけます。

  1. Ferlay JSI, et al.GLOBOCAN 2012: Estimated cancer incidence and mortality worldwide in 2012(2012年世界の推定がん罹患率および死亡率)v1.0. International Agency for Research on Cancer, World Health Organization. Cancer Base No. 11; 2013.
  2. ボストン・サイエンティフィック社内資料。2018年8月
 

ボストン・サイエンティフィック社について

ボストン・サイエンティフィックは、低侵襲治療(インターベンション)に特化した医療機器メーカーとして、1979年に米国で誕生しました。現在の取扱製品は13,000種以上であり、グローバルで約29,000名の従業員、13ヵ所の製造拠点を擁し、125ヵ国近くのマーケットで確固たる地位を誇る世界最大級の医療機器メーカーとして、医療テクノロジーをリードし続けています。

世界第2位の医療機器市場である日本においては、心血管疾患領域をはじめ、不整脈・心不全疾患領域、末梢血管疾患、消化器疾患、泌尿器疾患、婦人科疾患領域、疼痛管理・パーキンソン病の治療領域で、患者さんの人生を実り多いものにすることに全力で取り組み、日本の医療に意義のあるイノベーションを起こしていきます。
http://www.bostonscientific.jp

 

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