2015-07-23

BSCが2015年第2四半期の業績を報告

(このプレスリリースは、2015年7月23日に米国ボストン・サイエンティフィック社が発表したプレスリリースを翻訳したものです。)

マサチューセッツ州マールボロ(2015年7月23日) ‒ ボストン・サイエンティフィック社(NYSE:BSX) の2015年6月30日締めの第2四半期の売上は、同社の第2四半期の指針である18億~18億5千万ドルに対し、18億4,300万ドルでした。すなわち営業収益は前年比6%増(為替変動の影響および売却事業の売上を除く)となり、財務報告ベースでは前年比2%減となりました。また、前年の調整後1株当たり利益0.21ドルに対し、当四半期には0.22ドルに達しました。さらに、GAAP 利益は1億200万ドル、1株当たりでは前年の0.00ドルに対し約0.08ドルでした。*

ボストン・サイエンティフィック社長兼CEOのマイク・マホーニーは、「第2四半期の当社の堅調な業績は、グローバルチームが絶えず計画の実現を図ってきたおかげです」と述べたうえで、「特に、メドサージ部門の成長率改善及びカーディオバスキュラー部門の堅調な業績の維持が出来ていることを嬉しく思います。今後も新製品の発売が続きます。2015年第3四半期にはアメリカン・メディカル・システムズ社(AMS)のウロロジー(泌尿器系)事業買収の契約締結の完了が計画されています。この調子で進めていきたいと思います。」とコメントしました。

2015年第2四半期の業績および最近の進展*:

  • 第2四半期の売上は18億4,300万ドルに達し、営業収益は前年比6%増、財務報告ベースでは2%減となりました。
 
  • 調整後1株当たり利益の会社指針0.20~0.22ドルに対し、0.22ドルとなりました。GAAP収益は、会社の指針である1株当たり0.09~0.11ドルに対し、0.08ドルとなりました。
 
  • 第2四半期の収益成長率は、カーディオバスキュラー部門では前年比10%増、メドサージ部門では前年比7%増、リズム・マネジメント部門では横ばい(すべて為替変動の影響除く)となりました。
 
  • 主要3地域(米国、欧州およびアジア・中東・アフリカ)すべてにおいて営業収益6%増、新興市場では営業収益12%増と好調でした。
 
  • 業績を裏付ける相次ぐ証拠に加えて、Lotus™大動脈弁システム**の安全および非常に低い大動脈弁逆流(血液漏出)率は、EuroPCR 2015(欧州心臓インターベンション学会)で強調されていたRESPOND市販後調査の初期の結果を伴っています。
 
  • WATCHMAN™左心耳閉鎖術用デバイスの米国における市販を開始しました。
 
  • 欧州でPrecision Novi™脊髄刺激装置(SCS)システム***の発売を開始しました。Precision Noviシステムは、患者さんおよび医師に慢性疼痛治療用の最小の16極向け高容量電池装置を提供するシステムです。
 
  • 重度の心機能低下状態における心臓突然死の一次予防のためにEMBLEM™皮下植込み型除細動器(S-ICD)を評価するUNTOUCHED市販後調査に着手しました。EMBLEMシステムは、5月に欧州で発売開始され、6月に米国で限定導入が始まりました。
 
  • SYNERGY™エベロリムス溶出型生体吸収性ポリマー採用のプラチナクロム合金製冠動脈ステントシステム**のEVOLVE試験によると、3年目から4年目における新たな心臓有害事象は報告されず、EuroPCR 2015で肯定的な長期データが報告されました。
 
  • 平均金利3.4%で提示されている18億5千万ドルの優先債務の弁済を完了しました。また、純利益の一部は、アメリカン・メディカル・システムズ社(AMS)の男性泌尿器系治療事業の買収資金の一部となる見込みです。
 

* 成長率は、端数処理をしていない実際の金額に基づくもので、再計算した場合には厳密に同じ値にはならない場合があります。

**米国における未販売の治験用機器、CEマーク表示義務付け国において販売中のCEマーク表示機器。

***米国では未販売。CEマーク表示義務付け国では販売中。

2015年第2四半期の全世界での売上高:

成長率は四捨五入していない実数値であり、正確に再計算されない場合があります。

ボストン・サイエンティフィック社は、2014年1月1日時点での、エンドスコピーからペリフェラルインターベンションの一部の製品ラインアップの再編を反映するために、2013年12月31日締めの第4四半期の全世界売上高を修正しました。

上高成長率は、売却事業および/または外国為替の変動による影響を除いたものであり、米国のGAPP(一般会計原則)に従って作成されていません。ボストン・サイエンティフィック社がこうした非GAAP の数値を使用する理由につきましては、本プレスリリースに添付の別紙をご覧ください。

GAAPベースの連結決算での2015年第2四半期の純利益は、1億200万ドル(1株当たり0.08ドル)でした。この決算には、無形資産の減損、買収・売却関連の純損、訴訟関連の純益、組織再編関連の純損、債務償還による損金、および償却費の1億9,200万ドル(税引き後、1株当たり0.14ドル)を含みます。上記の純損を除いた2015年第2四半期の調整後純利益は、2億9,400万ドル(1株当たり0.22ドル)でした。

GAAPベースの連結決算での2014年第2四半期の純利益は、400万ドル(1株当たり0.00ドル)でした。この決算には、無形資産の減損、買収・売却関連の純益、訴訟・組織再編関連の純損、個別の税目、および償却費の2億8,100万ドル(税引き後、1株当たり0.21ドル)を含みます。上記の純損を除いた2014年第2四半期の調整後純利益は、2億8,500万ドル(1株当たり0.21ドル)でした。

2015年通期および第3四半期の指針

ボストン・サイエンティフィック社は、2015年通期の収益を72億7,500万ドル~73億7,500万ドル(従来指針は72億2,500万ドルから73億7,500万ドル)と見積もっています。これに対し、前年比は財務報告ベースでマイナス1~0%、営業ベースで約4~6%の成長です。また、GAAPベースでは1株当たり0.28~0.34ドル(従来予想は0.32~0.38ドル)の収益を見積もっています。さらに、無形資産の減損、債務償還による損金、買収・売却、訴訟、組織再編関連の純損、年金解約による損金、および償却費を除いた調整後利益は、引き続き、1株当たり0.88~0.92ドルになると見積もっています。

当社は、2015年第3四半期の売上は17億9千万ドル~18億4千万ドルになると見積もっています。また、GAAPベースでは1株当たり0.10~0.13ドルの利益を見積もっています。買収・売却および組織再編関連の純損および償却費を除いた調整後利益は、1株当たり0.21~0.23ドルになると見積もっています。

電話会議についての情報

ボストン・サイエンティフィック社の役員は、本日、午前8時00分(東部標準時)より、これらの業績に関してアナリストと電話会議を行う予定です。ボストン・サイエンティフィック社は、電話会議の様子をウェブサイトwww.bostonscientific.comを通じて関係者に配信します。アクセス方法の詳細については上記ウェブサイトでご確認ください。この電話会議の様子は、ボストン・サイエンティフィック社のウェブサイトにて約1年間配信する予定です。

<ボストン・サイエンティフィック社について>

ボストン・サイエンティフィックは、世界中の患者さんの健康状態を改善するために、革新的な治療法を提供し、患者さんの人生を実り多いものとすることに全力で取り組んでいます。過去35年以上にわたり世界の医療テクノロジーをリードし続けるグローバル企業として、「we advance science for life」の言葉を胸に、画期的な治療法を通じて様々な疾患に苦しむ患者さんや、医療体制の生産性向上にも貢献しています。詳細はホームページhttps://www.bostonscientific.comをご覧いただくか、TwitterFacebookをご利用ください。

将来予測に関する記述についての注意事項

このプレスリリースには、証券法(1933 年制定)第27A 条および証券取引法(1934 年制定)第21E 条の意味するところの将来予測
に関する記述が含まれています。「予期する」「期待する」「予想する」「信じる」「計画する」「推定する」「意図する」などの語句を用いた
表現が将来予測の記述となりますが、これらの記述は現時点で得られた情報による確信、想定、推定に基づくものであり、将来の事
象や実施を保証することを意図するものではありません。将来予測の記述には、当社の製品市場、事業計画、新製品の上市と上市動
向、薬事承認、臨床試験、製品性能とその影響および競争入札などに関する記述なども含まれます。基本的前提が結果的に不正確
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見込みおよび予測と実際の結果が大幅に異なる可能性があります。これらの要因は、事業戦略の実施能力に対して実際に影響して
いる場合や、将来的に他の要因が加わって実施能力に影響を及ぼす可能性があり、本プレスリリースの記載で予期した結果と実際
の結果が大幅に異なる状況をもたらすことがあります。そのため、本プレスリリースの読者は将来予測に関する記述について全面的
に依拠することを避けるよう注意してください。
このような相異をもたらす要因には、将来の経済状況、競合、償還および規制の諸条件、新製品の導入、人口統計学的動向、知的所
有権、訴訟、金融市況、ボストン・サイエンティフィック社および競合他社の将来的な経営上の意思決定などがあります。これらの要因
すべてを正確に予測することはほとんど不可能であり、また、多くは制御できません。当社の将来的な経営に影響する可能性のある
要因ならびにその他の重大なリスクに関する概要および詳細な一覧については、証券取引委員会に提出した、最新の10-K 年次報
告書パートI 1A 項目「危険因子」を参照してください。なお、この内容は、提出済みまたは提出予定の10-Q 四半期報告書パートII
1A 項目「危険因子」で更新されることがあります。ボストン・サイエンティフィック社は、見込みの変更やその根拠となる事象、条件、状
況の変化など、将来予測の記述に記載された内容と実際の結果が異なる可能性に影響を及ぼすような変化について、それらを反映
するように将来予測に関する記述の内容を公に更新または改訂する意思および義務を一切否認します。本注意事項は本稿に記載さ
れた将来予測に関するすべての記述に適用されます。

非GAAPに基づく財務情報の使用について

GAAPベースで提示される連結財務諸表を補完するため、当社では、調整後一株当たり利益を含めたいくつかの非GAAPベースの財務情報を開示しています。調整後一株当たり利益とは、営業権および無形資産減損損失のほか、買収、売却、訴訟および組織再編に関わる損失および債権や、特定の分離課税項目および償却費用を除外した調整値です。調整後一株当たり利益を含む非GAAPに基づく財務措置は、米国のGAAP(generally accepted accounting principles:一般に認められた会計原則)に準拠するものでありません。調整後一株当たり利益に最も直接的に対応するGAAP財務情報は、GAAPベースの一株当たり利益です。GAAPベースの一株当たり利益および調整後一株当たり利益に対して当社が推定した今回の買収の影響に発生する差異は、買収に関連して取得した無形資産の償却費用および主に撤退費用やその他の費用を含めた買収関連の総費用に関わるものです。当社では、調整後一株当たり利益を算出する目的でこれらの費用を除外しています。

当社経営陣は、調整後一株当たり利益とともに他の補完的非GAAP財務情報を使用することによって、対前期比業績を評価し、当社の事業に内在する傾向を分析し、競合他社との関係における当社の業績を評価し、また当社が有する資源の割り当てに際して用いられる事業目標および予測を設定しています。調整後一株当たり利益を含めた非GAAP財務情報は、単独で、あるいはGAAPによる同様の財務情報の代替として理解されるべきものではありません。GAAP財務情報とともに、当社の経営陣が財務および事業運営上の意思決定を行う際に使用する非GAAP財務情報を提示することにより、投資家に対してより透明性の高い情報を提供し、当社の業績を経営陣の「視点を通じて」見てもらうことができると当社は考えています。またさらに、この情報を提供することにより、投資家が当社の業績をよりよく理解し、経営陣がその業績を評価測定する際に使用する手法を評価できるものと当社は確信しています。 

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508-683-5543 (オフィス)
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スージー・リサ, CFA
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