2014-02-01

ボストン・サイエンティフィック、
条件付MRI対応ペースメーカ 「インジェニオMRI」 を発売

2014年2月1日

ボストン・サイエンティフィック ジャパン株式会社(本社:東京都中野区、代表取締役社長:内木祐介)は、この度、条件付MRI対応ペースメーカ「インジェニオMRI」(注)を発売いたします。販売開始は2 月1日です。

ペースメーカは、徐脈治療のためにデザインされています。徐脈とは心拍が遅くなる(通常1分間に60拍未満)ことにより、体に十分な酸素が供給されなくなってしまう病態です。その中で、身体活動に対して心臓が心拍数を適切に調節できなくなる変時性不全という病態があります。これにより歩行や階段を上るといった日常動作中に疲れや息切れを感じることがあります。そのような不整脈患者さんに、MRI検査にも対応するより質の高いペーシング治療が可能なシステムが待たれていました。

ペースメーカ インジェニオは、ペースメーカとしての先進的な機能である、変時性不全等の心拍数の上がりにくい疾患に対して、生理的な心拍数を提供するためにデザインされたライトレート ペーシングテクノロジー、そして不必要な心室ペーシングを低減させるリズミック機能を搭載している現行の最上位モデルです。また、ファインラインⅡは、国内で10年以上、そして世界的にも100万本以上の販売実績と高い信頼性をもつ最新のリードです。

「インジェニオ MRI」は、ImageReady™システムとしてファインラインⅡとの組み合わせで、条件付MRI対応ペーシングシステムとして使用する事が可能になりました。このことによりペースメーカ植込み患者さんのMRI検査時の安全性を実現し、患者さんにより良い妥協のないペーシング治療を提供することができるようになりました。

日本の人口100 万人当たりにおける医療機関のMRI 保有台数は世界第一位と、米国やその他の先進諸国よりも圧倒的に普及率が高く、多くの施設に導入されているため、MRI 検査を受診しやすい環境にあります。この検査は疾患の状態をより詳細に評価するため人体の軟部組織を画像化し、形態診断のみならず超音波診断装置やCT検査では得られない機能診断が可能となり疾患の早期発見、診断ならびに治療戦略のための重要な手段として広く活用されています。しかしながら、これまでペースメーカが植込まれた患者さんは、機器への影響が心配されるため、原則禁忌とされてきました。

「MRI検査が必要な不整脈の患者さんにとって最新のペースメーカならびにリードが条件付MRI対応となっていることは非常に重要です。このような最新の製品を日本の医師ならびに患者さんに提供できることを大変にうれしく思います。」と、ボストン・サイエンティフィック ジャパン株式会社 代表取締役社長である内木祐介は述べています。

(注)
医療機器承認番号:22500BZX00515000
販売名:インジェニオ  MRI 償還価格: ¥1,050,000 (DR)
販売名:インジェニオ  MRI 償還価格: ¥ 781,000 (SR)

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<ボストン・サイエンティフィック社について>

ボストン・サイエンティフィックは、世界中の患者さんの健康状態を改善するために、革新的な治療法を提供し、患者さんの人生を実り多いものとすることに全力で取り組んでいます。過去30年以上にわたり世界の医療テクノロジーをリードし続けるグローバル企業として、「we advance science for life」の言葉を胸に、画期的な治療法を通じて様々な疾患に苦しむ患者さんや、医療体制の生産性向上にも貢献しています。詳細はホームページをご覧ください。
https://www.bostonscientific.com
 

<ボストン・サイエンティフィック ジャパン株式会社>

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