2012-10-09

末梢動脈における難治性病変のクロッシングのためのVICTORYガイドワイヤを上市

(このプレスリリースは、2012年10月9日に米国ボストン・サイエンティフィック社が発表したプレスリリースを翻訳したものです。当該製品は、2012年10月9日時点で日本において未承認品です。)

難治性病変のクロッシングを容易にするVictory™ガイドワイヤ

ボストン・サイエンティフィック社(本社:マサチューセッツ州ネイティック、NY証券取引所略号:BSX)は本日(2012年10月9日)、末梢血管内における難治性病変のクロッシングならびにバルーンカテーテルやその他のインターベンションデバイスの留置および交換を容易にするために設計されたVictory™ガイドワイヤの米国および欧州での上市を開始しました。同製品は、薬事承認に従い、その他の国際市場においては本年中および2013年に上市される予定です。

末梢動脈疾患を有する患者さんは米国で1,760万人と推定されていますが、多くは末梢血管の閉塞または狭窄を特徴としており、罹患率および死亡率が高い疾患です。重症下肢虚血(CLI)は重篤な症状であり、世界中で患者さんの数が増加しています。CLIの患者さんは多枝疾患や治療困難な病変を有しており、放置すると下肢欠損に至る可能性があります。米国では、末梢動脈疾患を有する患者さんのうち推定25%がCLI発症後1年以内に切断術を受ける必要があるとされています。外科手術や血管内手術によって下肢を守ることで、患者さんのQOLが向上します。

「難治性病変は治療が困難であることが多く、私がこの種の病変にアクセスし、クロッシングおよび治療を行う際には様々な製品が必要となることが多いです」とスペクトラム・メディカル・グループのバスキュラー&インターベンショナル・ラジオロジーのディレクターであり、インターベンショナル・ラジオロジストのデレク・ミトライダー医学博士は述べています。また「Victoryワイヤは高い先端荷重と優れたトルク性能を備えているため、このような難治性病変を治療するのに必要な優れた通過性と操作性を得ることができ、こうした症例の困難さが低減されます」とも述べています。

Victoryガイドワイヤは、難治性病変のクロッシングを行うために設計され、12~30 gの先端荷重オプションを有する広範なマトリクスを特徴とします。独自のステンレススチールコア技術によりこのワイヤの優れたトルクを実現し、最適な操作と制御を可能としています。親水性コーティングにより潤滑性が強化され、難治性病変のクロッシングを容易にすることができます。Victoryガイドワイヤは0.014インチと0.018インチの2種類があり、臨床的汎用性と幅広いプッシャビリティーを提供する4種類の先端荷重オプションを備えています。

「CLIの患者さんを治療する医師は、一般的に様々な治療の選択肢を必要としています。ボストン・サイエンティフィック社は多様な種類のクロッシングによる治療法を提供することに尽力しています」とボストン・サイエンティフィック社ペリフェラルインターベンション事業部社長であるジェフ・マービスは述べています。また「当社は既に、市場を牽引する血管内手術用バルーンやRubicon™サポート・カテーテル、TruePath™ CTOデバイスなどを含め、幅広いクロッシング治療の製品ラインを提供していますが、Victoryガイドワイヤはこれを補完するものです。Victoryガイドワイヤは重度の難治性病変のクロッシングを実現するとともに、切断術を回避できる可能性のある、新たな選択肢です」とも述べています。

将来予測に関する記述についての注意事項

このプレスリリースには、証券法(1933年制定)第27A条および証券取引法(1934年制定)第21E条の意味するところの将来予測に関する記述が含まれています。「予期する」「期待する」「予想する」「信じる」「計画する」「推定する」「意図する」などの語句を用いた表現が将来予測の記述となりますが、これらの記述は現時点で得られた情報による確信、想定、推定に基づくものであり、将来の事象や実施を保証することを意図するものではありません。将来予測の記述には、当社の事業計画、製品市場、新製品の上市と上市動向、薬事承認、製品性能およびその影響などに関する記述なども含まれます。基本的前提が結果的に不正確であった場合、もしくは一定のリスクや不確実な要素が具体化するような場合には、将来予測に関する記述で明示または含意された見込みおよび予測と実際の結果が大幅に異なる可能性があります。これらの要因は、事業戦略の実施能力に対して実際に影響している場合や、将来的に他の要因が加わって実施能力に影響を及ぼす可能性があり、本プレスリリースの記載で予期した結果と実際の結果が大幅に異なる状況をもたらすことがあります。そのため、本プレスリリースの読者は将来予測に関する記述について全面的に依拠することを避けるよう注意してください。

このような相異をもたらす要因には、将来の経済状況、競合、償還および規制の諸条件、新製品の導入、人口統計学的動向、知的所有権、訴訟、金融市況、ボストン・サイエンティフィック社および競合他社の将来的な経営上の意思決定などがあります。これらの要因すべてを正確に予測することはほとんど不可能であり、また、多くは制御できません。当社の将来的な経営に影響する可能性のある要因ならびにその他の重大なリスクに関する概要および詳細な一覧については、証券取引委員会に提出した、最新の10-K年次報告書パートI 1A項目「危険因子」を参照してください。なお、この内容は、提出済みまたは提出予定の10-Q四半期報告書パートII 1A項目「危険因子」で更新されることがあります。ボストン・サイエンティフィック社は、見込みの変更やその根拠となる事象、条件、状況の変化など、将来予測の記述に記載された内容と実際の結果が異なる可能性に影響を及ぼすような変化について、それらを反映するように将来予測に関する記述の内容を公に更新または改訂する意思および義務を一切否認します。本注意事項は本稿に記載された将来予測に関するすべての記述に適用されます。

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<ボストン・サイエンティフィック社について>

ボストン・サイエンティフィック社(米国マサチューセッツ州)は、最先端メディカルデバイス(医療機器)の開発・製造・販売を行うグローバル企業です。インターベンション(身体をメスで大きく切らない治療)の分野では世界最大手。
https://www.bostonscientific.com

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