2012-09-19

ブリッジポイント・メディカル社を買収

(このプレスリリースは、2012年9月19日に米国ボストン・サイエンティフィック社が発表したプレスリリースを翻訳したものです。当該製品は、2012年9月17日時点で日本において未承認品です。)

冠動脈慢性完全閉塞(CTO)治療における革新的な低侵襲テクノロジーを取得

ボストン・サイエンティフィック社(マサチューセッツ州ネイティック、NY証券取引所略号:BSX)は本日(2012年9月19日)、ミネソタ州ミネアポリスに本拠を置く株式非公開企業ブリッジポイント・メディカル社を買収するための正式契約を締結しました。ブリッジポイント・メディカル社は、冠動脈慢性完全閉塞(CTO)治療を目的とした独自のカテーテルベース・システムを開発してきました。本取引は、一般的な遵守条項の終了を前提として、2012年の第4四半期中に完了するものと予想されています。

ブリッジポイント・メディカル社のCTOシステムは、CrossBoss™ CTOクロッシング・カテーテルおよびStingray® CTOリエントリー・システムで構成されており、血流回復の手段として、冠動脈の重篤な疾患部(閉塞部)を開通することを目的として設計されています。このシステムは米国食品医薬品局の認可およびCEマークを取得しており、現在、冠動脈CTOでの使用において、米国で唯一承認されているクロッシングおよびリエントリー・システムとなっています。

「ブリッジポイント・メディカル社のCTOシステムが加わることで、業界をリードする当社の一連のカーディオロジー製品は大変充実したものとなります」とボストン・サイエンティフィック社インターベンショナル・カーディオロジー事業部社長のケビン・バリンジャーは述べています。また「この買収によって、当社の製品ラインが強化され、心血管インターベンションにおける今後のリーダーシップに対する当社の責務が実証されます」とも述べています。

CTOは冠動脈が通常3ヵ月以上慢性的に閉塞するもので、これにより心臓の重要領域への血液循環が妨げられます。CTOデバイスは、このような症例において、血管内治療を可能にするように設計されています。
このデバイスを使わない場合は冠動脈バイパス術などの侵襲的インターベンションを受ける可能性があります。

「完全動脈閉塞は冠動脈疾患治療における主要な課題となっていますが、このCTOシステムによって、これらの治療が困難な症例における重要な治療の選択肢が医師に与えられます」とニューヨーク・プレスビテリアン病院/コロンビア大学メディカル・センター(ニューヨーク市)の血管インターベンション治療センター長であるマーティ・レオン(Marty Leon)医学博士は述べています。また「これらの患者さんの多くが既にバイパス術を受けたことがあり、回復するまで通常数週間かかったと思います。これからは、患者さんの多くは24時間以内に家に帰ることができます」とも述べています。

「私たちはブリッジポイント・メディカル社の優秀なチームをボストン・サイエンティフィック社に迎えることを楽しみにしています」とボストン・サイエンティフィック社最高経営責任者のハンク・クッシュマンは述べています。また「ブリッジポイント・メディカル社の買収によって、心血管治療における当社の豊富な製品ラインが強化されると期待しています。また、この買収は心血管治療という重要な市場における当社の成長戦略の主要な要素となります。ブリッジポイント社の冠動脈デバイスによってボストン・サイエンティフィック社のインターベンショナル・カーディオロジー事業に専門性の高いCTO治療法が提供されると同時に、ボストン・サイエンティフィック社のペリフェラル・インターベンション事業ではTruePath™ CTOデバイスおよびOffRoad™ CTOデバイスを提供することを考えています。これにより、当社はカーディオバスキュラー・システムにおけるCTOテクノロジーのリーダーとなります」とも述べています。

本取引によるGAAPならびに2012年および2013年の調整後利益への大きな影響はなく、その後徐々にやや増加すると予測されます。本取引の支払条件は公表されません。

OffRoad CTOデバイスは研究目的のデバイスであり、米国内での販売は認められておりません。

ブリッジポイント・メディカル社について

ブリッジポイント・メディカル社は2007年に設立した株式非公開企業であり、治療が困難な冠動脈疾患を治療するための新たなテクノロジーとテクニックを設計、開発および商品化している企業です。投資家にはニュー・エンタープライズ・アソシエイツ(New Enterprise Associates)、ポラリス・ベンチャー・パートナーズ(Polaris Venture Partners)およびマイケル・バーマン(Michael Berman)などが含まれます。

将来予測に関する記述についての注意事項

このプレスリリースには、証券法(1933年制定)第27A条および証券取引法(1934年制定)第21E条の意味するところの将来予測に関する記述が含まれています。「予期する」「期待する」「予想する」「信じる」「計画する」「推定する」「意図する」などの語句を用いた表現が将来予測の記述となりますが、これらの記述は現時点で得られた情報による確信、想定、推定に基づくものであり、将来の事象や実施を保証することを意図するものではありません。将来予測の記述には、事業・成長戦略、製品市場と市場の位置づけ、取引締結の時期と予想される株式の増加・希薄化、製品性能および重要性などに関する記述なども含まれます。基本的前提が結果的に不正確であった場合、もしくは一定のリスクや不確実な要素が具体化するような場合には、将来予測に関する記述で明示または含意された見込みおよび予測と実際の結果が大幅に異なる可能性があります。これらの要因は、事業戦略の実施能力に対して実際に影響している場合や、将来的に他の要因が加わって実施能力に影響を及ぼす可能性があり、本プレスリリースの記載で予期した結果と実際の結果が大幅に異なる状況をもたらすことがあります。そのため、本プレスリリースの読者は将来予測に関する記述について全面的に依拠することを避けるよう注意してください。

このような相異をもたらす要因には、将来の経済状況、競合、償還および規制の諸条件、新製品の導入、人口統計学的動向、知的所有権、訴訟、金融市況、ボストン・サイエンティフィック社および競合他社の将来的な経営上の意思決定などがあります。これらの要因すべてを正確に予測することはほとんど不可能であり、また、多くは制御できません。当社の将来的な経営に影響する可能性のある要因ならびにその他の重大なリスクに関する概要および詳細な一覧については、証券取引委員会に提出した、最新の10-K年次報告書パートI 1A項目「危険因子」を参照してください。なお、この内容は、提出済みまたは提出予定の10-Q四半期報告書パートII 1A項目「危険因子」で更新されることがあります。ボストン・サイエンティフィック社は、見込みの変更やその根拠となる事象、条件、状況の変化など、将来予測の記述に記載された内容と実際の結果が異なる可能性に影響を及ぼすような変化について、それらを反映するように将来予測に関する記述の内容を公に更新または改訂する意思および義務を一切否認します。本注意事項は本稿に記載された将来予測に関するすべての記述に適用されます。

連絡先:
スティーブン・カンパニーニ
508-652-5740(社内)
steven.companini@bsci.com
メディア向け情報担当

マイケル・キャンベル
508-650-8023(社内)
investor_relations@bsci.com
投資家向け情報担当

<ボストン・サイエンティフィック社について>

ボストン・サイエンティフィック社(米国マサチューセッツ州)は、最先端メディカルデバイス(医療機器)の開発・製造・販売を行うグローバル企業です。インターベンション(身体をメスで大きく切らない治療)の分野では世界最大手。
https://www.bostonscientific.com 

このプレスリリースに関するお問い合わせ先

プレスルーム (コーポレートコミュニケーションズ)
TEL : 03-3343-9411, FAX : 03-3343-0264
E-mailでのお問合せはこちらへ (pressroom@bsci.com)
ボストン・サイエンティフィック ジャパン株式会社